政策過程論的に晴天を衝け33話を見てみる試み、なのであーる

アクター 渋沢栄一、民間 井上馨、民間 岩崎弥太郎、民間 大隈重信、政府 大久保利通、政府 古川市兵衛、民間 小野善右衛門、民間 三野村利左エ門、民間 五代友厚、民間 渋沢喜作 伊藤博文、政府 横浜商会、民間 外交の商人、民間 尾高惇忠、民間 福地源一郎(東京日日)、民間 栗本さん(郵便報知)、民間 益田孝、民間 西郷隆盛、半民間 慶喜、美賀子、勝海舟 フランス陸軍中佐婦人、民間

政治の流れ 岩崎弥太郎大隈重信共謀 栄一と大隈喧嘩 栄一と小野組交渉 栄一と三井の争い 第一国立銀行に優位な結論、三井への特権はく奪、栄一頭取 五代友厚大久保利通にアドバイス 喜作栄一に頼む 伊藤博文大隈重信大久保利通会談 大久保利通、栄一に頼む 栄一らと横浜商館、新聞の協力 三野村さん、栄一の家に遊びに行く 五代さん、大久保さんと木戸さんの仲を取り持つ(碁の会) 栄一、喜作、五代、益田、三野村、福地、飲み会 世代交代

問題の流れ 民間が言うことを聞かない(政府目線、政策アジェンダ) 銀行、産業、商業の振興、日本経済の発展(栄一目線、公衆アジェンダ) 国造り(大久保利通、決定アジェンダ) 大阪経済(五代友厚、公衆アジェンダ) 貧民救済(美賀子、栄一、公衆アジェンダ) 横浜の異人対応(政策アジェンダ→決定アジェンダ→公衆アジェンダ、喜作→大久保利通伊藤博文大久保利通→栄一) 銀行の正念場(栄一、公衆アジェンダ) 栄一、商売の世の中と如何に向き合うか(公衆アジェンダ) 金中心の世の中になってきた(三野村、栄一) 西南戦争、戦費4200万

解決策の流れ 担保を差し出せ 破産の回避 西洋式銀行検査 養育院 政府資金の蓄えでを非公式に用い、蚕卵紙を買い上げ、燃やす、仔細の広告を新聞に載せる(買い控えに対する売り控え 論語 私立銀行

クライシス 国内内戦 三井、小野破算危機 第一国立銀行破算危機 第一国立銀行乗っ取られの危機 金銀が外国に流れる 蚕卵紙が買ってもらえない、安く買いたたかれる 萩、鹿児島反乱起きそう 西南戦争西郷隆盛自決 大久保利通暗殺

ディスコース 横浜焼き討ち 論語 御一新 合本 新聞 世論 私立銀行 小栗様(勘定奉行、カンパニー、紙幣、バンク) 養育院

人流

おれが長崎に居た頃に、教師から教えられたことがある。それは「時間さへあらば、市中を散歩して、何事となく見覚えておけ、いつかは必ず用がある。兵学をする人は勿論、政事家にも、これは大切な事だ」と、かう教えられたのだ。

氷川清話 (講談社学術文庫) | 勝 海舟, 江藤 淳, 松浦 玲 |本 | 通販 | Amazon

武術は自分勝手に無目的に稽古しても思うようにレベルアップはしないものです。

 あくまでも人と触れ合う相対稽古の中で相手を読み、それを自分にフィードバックさせることで発達させていくものです。

 この原理が解っていれば、別に武術の稽古でなくとも、町中歩く中で人の流れを観察しているだけでも頭脳は鋭敏に稽古と同じように働くし、人の話や表情の中からも無数のヒントを得られます。

長野峻也ブログ 感覚を研ぐ心法への転換

 

以下、ねじまき鳥クロニクルネタバレ注意

 

何か大事なことを決めようと思ったときはね、まず最初はどうでもいいようなところから始めたほうがいい。誰が見てもわかる、誰が考えてもわかる本当に馬鹿みたいなところから始めるんだ。そしてその馬鹿みたいなところにたっぷりと時間をかけるんだ。

 

ひとつの場所が良さそうに思えたら、その場所の前に立って、一日に三時間だか四時間だか、何日も何日も何日も何日も、その通りを歩いていく人の顔をただじっと眺めるんだ。何も考えなくていい、何も計算しなくていい、どんな人間が、どんな顔をして、そこを歩いて通り過ぎていくのかを見ていればいいんだよ。まあ最低でも一週間ぐらいはかかるね。そのあいだに三千人か四千人くらいの顔は見なくちゃならんだろう。あるいはもっと長く時間がかかることだってある。でもね、そのうちにふっとわかるんだ。突然霧が晴れたみたいにわかるんだよ。そこがいったいどんな場所かということがね。そしてその場所がいったい何を求めているかということがさ。

 

俺はね、どちらかというと現実的な人間なんだ。この自分のふたつの目で納得するまで見たことしか信用しない。

ねじまき鳥クロニクルねじまき鳥クロニクル

 

  先日読了したねじまき鳥クロニクルのなかで印象に残っていた文と、それと連想して勝海舟の話と長野俊也のブログを思い出したのでメモメモ。結構大事なことを言っている気がする、というかなんか納得する。

 

 このセリフを言っているのは銀座で店を経営している主人公のおじさんなんだけど、前学期に国際マーケティングの授業をちらっとかじってて、そこで理論的なことを少し習った後だったから、短期間でふたつの違う見方に触れた気がして、何だかよかった。

 

 それから、国際政治に現実主義っていうのがあったりして、たぶんそれに対する定義とかもあったりするんだけど、あらためて「現実」ってのは何なんだろうと思ったりもする。

 

 この銀座のおじさんは店を開くときに自分がどうするかを説明していて、奥さんを取り戻したい主人公がそれをそのまま実行するのは普通に考えたらおかしい気もするんだけど、それはそれで主人公(ねじまき鳥さん)らしいというか…  けれど、そうやって普段はその一部となっている、見ずに通り過ぎている人流を外から眺めることで、案外自分を客観的に見る機会になったり、いろんな人の生き方を感じたり、そのことを通して改めて自分を知ったり、視野が広くなったりすることもあるのかしらん。

 

 ねじまき鳥さんに比べたら程度が違うかもしれないけれど、自分も迷走している最中だから、地道なこと、「馬鹿みたいなところ」にしっかり時間をかけていくこと、大切にしていくことも大切かもな。

 

 それにしてもホテルに泊まっているところで、読んでいる辺りがちょうどナツメグのだんなさんの話になった時は怖かった。気になる方は読んでみてください、ねじまき鳥クロニクル

 

(人流という言葉が自然に出てきてしまうところにコロナ禍を感じるけれど、今回の話はコロナとは関係なし、です。)

 

マズローと戦略の階層とアニマペルソナ(あくまで仮説)

  ものすごく大雑把に考えて、戦略やリアリズムに関する戦略の階層は国家の生存に関わる(「国民」と「国家」について論じたら深みにはまりそう)ものだから、戦略の階層はマズローの五段階説では主に安全の欲求に属するものと考えられる。(もっとも、安全の欲求に携わるのは決して戦略だけでないけど)(それに、戦略の階層を国家の生存だけでなく国家の繁栄を目的とした戦略に適応したり、人生戦略、個人戦略に適応すると話が変わってきそうだけど)

 で、ユング心理学のペルソナは個人にとって、マズローにおける安全の欲求、社会的欲求、承認欲求に相応すると考えられるんじゃないだろうか。

 そのユングのペルソナをもし一個人でなく人の集団である国家に適応してみるなら、それは「外交 」に相応するのではなかろうか。となると、ペルソナは戦略の階層でいえば大戦略に相当する。(もっとも、最初に述べた通り、戦略の階層そのものを何を目的として基礎づけていくかで見え方がかわってくる。生存を目的としてみた場合、生存を目的としたペルソナ、それとは違う場合社会的欲求、承認欲求を目的としたペルソナというように)

 じゃあアニマはどこに相当するか。いちおう、自己実現の欲求、と言いたいのだけれど、自己実現の欲求に重点を置きつつも割とどの欲求にもかかわっていそうな気がする。(ギリシャ神話に豊穣の女神、とかいた気がするし)

 だから、戦略の階層にアニマを当てはめてみるならば、世界観、政策(個人の場合人生観)に重点を置きつつも、全体に広がっていそうに感じる。戦闘の女神アテネとかもいるし。あと、生存を目的に戦略の階層をフレームワークとして用いるときよりも、自己実現とかを目的として用いるときのほうが相性がいい気がする。

 

 アニマを政策に限定せず分散させちゃったのは心と技術とかをしっかり切り分けず、一緒くたにするような日本的感性かもしれないなあ。

 

 あと、戦略の階層って来歴的にはマルクス的に見たら階級論、階級社会を前提としているのか?ともふと思った。 あくまで、来歴的には。

 

 いやむしろアニマとペルソナに引き裂かれつつ何とかしようともがいているところが真に政策的であり、自己実現とかの段階か???

 

 

トゥキディディスの罠

 

 この前の晴天を衝けの最後のシーンが印象に残っている。家臣たちが一様に薩摩を討つべしと述べている。ああ、こういう人たちは負けになったら一目散に逃げていきそうだなと思った。(もちろん、そんなことはない、あるいはなかったのかもしれないが、そうでないならそうでないで、戦争終結の時の宮城事件のように大変である。)

 慶喜は逃げ腰と揶揄されれたりするけれど、(もちろん、それもまたもしかしたら間違っていないのかもしれないが)やはりすごいなと思う。「すごい」ってのは月並みな表現だけれども…。

 

 高杉晋作も深く考えたうえでの撤退は臆病ではないみたいなことを言っていた気がする。今まで覇権を握っていた勢力に対して新興勢力が覇権争いに乗り出すことをトゥキディディスの罠というらしい。

 

bakumatsu.org

 

buffett-taro.net

 

 世界情勢レベルで、大きな流れの中でもがいている人間には何ができるのだろうか。ギリシャは荒廃した。イギリスは覇権を失い、アメリカが覇権を握ったけれど、うまく覇権を店じまいすることが、まあできたらしい。戦前の日本はうまく自分たちを荒れ狂う国際情勢の中でコントロールすることができなかった。

 

 国際政治の見方にも、個人や組織、文化などよりも、国際政治のシステムに特に注視して物事を見ていく学派があるらしい。

geopoli.exblog.jp

 

 近衛内閣は国民党は対手せず、である。あの時代、外務省も、陸軍も、海軍もそれぞれ違う方向を向いていた。さらには同じ外務省、海軍それぞれの中でも厳しい意見の違いがあった。


 米内さんがいうところの、魔性の歴史である。晴天を衝くの草なぎ君演じる慶喜も、同じような心境であったのではなかろうか。

 

shimpen.blogspot.com

 晴天を衝け23話のがるちゃんの感想を見ていると面白い。その記事によると、磯田道史さんいわく、もう大政奉還のころの徳川慶喜の周りには人が(殺されて)もういなかったらしい。孤独である。この点、戦前昭和の人材が国内の事件でどんどんなくなっていった日本とも重なるかもしれない。世の中の勢いに乗って日中戦争を続けてしまった、近衛内閣、ハルノートを(吉田茂が求めたように)交渉のたたき台にせず開戦してしまった東条内閣、(国にとっても徳川にとっても)無謀な戦いには見切りをつけ政治劇で起死回生を狙った徳川慶喜、どちらが勇気があるのだろうか。魔性の歴史の中で、人には何ができるのだろうか。

girlschannel.net

 

blog.goo.ne.jp

 

 ニーバーに曰く、変えることができるものとできないものを見極める知恵を与えたまえ、と。市井の市民なりにコロナでいろんな計画が吹き飛んだりした自分は果たして、自分にできることとできないことを見極めて行動できたのだろうか。どうなんだろうなあ。

home.interlink.or.jp

 ついでに、磯田道史さんの記事を探して読んでいたら面白いことが載っていて、歴史上価値をもつ書き物は、例えば今日食べ物を食べたなら、なぜその食べ物を食べたのかを書いていたり、大きな出来事が起きたときの様子や感想を書いているものらしい。

sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp

アニマ

 ファーストテイクのアニマ(よき!!)ではない。

 

 

www.youtube.com

 

 ユング派のアニマである。

 

 最も、それが魂を意味すると考えれば結局のところは同じかもしれないが。

 

 ある方のブログによると、河合隼雄さんはある人を評してあの人にはアニマがないといった意味のことを述べたという。

 

www.dankeshinri.com

 

 自分の生き方にはアニマがあるのだろうか。アニマがある生き方とはどのようなものだろうか。

 

 魂のある生き方。

 

 きっと、今の生き方はどちらかというとそれから遠ざかっている生き方だろう。そしてそれは、上から押し付けるような、頭の上から考えを押し付けるようなものではなく、地の底から湧き上がってくるものなのだろう。

 

 もしかしたら天からも降ってきたりして…

 

 そして、もしかしたらそのためには「書く」ことだけを考えるような時間が自分には必要なのかもしれない。

友人

 昔、友人に文学部に行くと思っていた、と言われた。

 

 その後、自分は国際政治を主に学ぶ学部に行った。もちろん、その分野に興味があったからだ。

 

 そして今思い出すと、当時の自分はこんなことも述べていた。(なんだか暗いイメージが文学部に対してある。文豪とか自殺をした人が多いし。)

 

 もちろん、これが偏見だってことはわかりきっている。しかし今思うと、これは自分の性格の一部分、特に物を書くことにまつわる性格の一部分なのではないだろうか。

 

 そして気が付くと書く楽しさを忘れていたかもしれない。自分にとって大切な何かを残すために、少しでもいいから文を書いていこうか。

 

 戦略家のある人によると、戦略には累積戦略と順次戦略があり、コツコツ積み重ねていく累積戦略がとても大切だという。今、大学でとっている授業にイスラム圏について学ぶものがある。そしてそれの課題として毎週200字以上のミニ課題を書いて出している。

 

 200字。短すぎず、長すぎず、大きな負担にはならないけれど書くには少し大変な分量だ。考えが勢いに乗るとつい長くなってしまうこともあれば、ただただ提出物としてこなすこともできる分量だ。

 

 一回200字。ブログの目標としていいのではないだろうか。

大学選びが難しいっていうあなたへ

大学選びって難しいですよね。今回はそんなあなたに、自分なりに感じた大学選びのコツを書いていきたいと思います。自分も苦労したたちなので、どこまで役に立てるかわかりませんが、経験をもとに書いていきたいと思うので、必要と感じたものを取り入れていただければと思います。

 

オープンキャンパス

 雰囲気を見てください、感じてください。どこにあるか、学生はどのような感じか。

 教授はどんな人だったか?ここで大切なのはかんじたこと感じたことはとりあえず

 判断材料の一つとしてとっておくこと。つまらなかったらつまらなかったでよろし

 い。入ってみたら案外楽しいってこともありうる。もちろん、印象が正しいことも

 ありうる。その判断は最後進路決めるときに自分でしなきゃならない。何を見て、

 どんな印象を持ったか。その印象を抱いた自分は果たしてどんな人間なのか。

 

②パンフ

 気になるところは集めましょう。その時に遠慮はしないほうがいいかも。えっ、こん

 な偏差値のところ………、とか、こんな分野選んでいいのか?っ思っても気になるなら

 取り寄せてみるのはいいんじゃないかと。そして、気になる大学の名前、学部、重要

 情報とかは覚えちゃいましょう。(あくまで受験勉強の休憩にね。)自然と口から出

 るようになれば、何かと情報も集めやすいですし(パンフに書いてあることから疑問

 に思ったことをオープンキャンパスできくのもあり)、親を説得するときにもいいか

 も。

 

③大学情報系サイトを見てみる

 いくつかあると思いますが、とくに、みんなの大学情報が情報量が多いかなと。気に

 なる大学があれば気楽にのぞけるサイトだと思います。投稿者の学年や年度もみてお

 くといいと思います。途中で学部改編してる場合やカリキュラムが変わってる場合、

 雰囲気が変わってる場合もあるかもしれないですし。このサイトの受け止め方は、学

 校の教室をイメージしてもらうといいかと思います。同じクラスにいても人それぞれ

 見えているものも、感じているものも違います。それに、同じ学校でも学年によって

 雰囲気の違うこともあるかもしれない。けれども漠然とした空気感はそれぞれの教室

 、学校に存在する。気になる人はこの系統のサイトで自分が通っている、あるいはい

 た高校がどのように評価されているかのぞいてみてください。納得するかもしれませ

 んし、その逆かもしれません。あるいは自分とは違う切り口をみつけるかもしれませ

 ん。どちらにしろ、コメントはあくまで一人の人間がかいたものです。

 それから、いくつかの大学のコメントを比較もしてみるのもいいかも。

④大学の公式サイトを見る

 これも気を付けることは②と同じかなあ。

⑤もっといろいろ調べてみるその一

 気になった学部や大学についてヤフー知恵袋や、2ch、その他いろいろなサイトで調

 べてみる。ここらへんになると、信ぴょう性も疑わしい内容も増えるでしょうし、そ

 の一方で面白い意見に出会うこともあるかも。ただし、ここまでのことをやる必要が

 あるかというと、疑問。

⑥もっといろいろ調べてみるその二

 授業が気になる先生がいれば調べる。気になる大学についてユーチューブでみる。グ

 -グルマップで大学の立地条件を見てみる。サークルや学生、教授がツイッターやブ

 ログを公開していたら見てみる。

⑦人に聞いてみる

 仲がいい先生、友人、先輩、兄弟がいたら聞いてみる。案外何か教えてくれるかも。

 大学の情報は聞けなくても、経験談をきけるかも。自分の考えがまとまらないとき、

 話を聞いてもらって頭を整理するのもよろし。もちろん、マナーは守ってね。

まとめ

自分の本音を大切に。センサーしっかり張っておいて。頭を使って。でも、直感や印象、気持ちも大切に!自分にとって相性がいい、信頼できる人には時には本音で話してみるのもよき。

 

Fight!